筋肉はどうして大きくなる?
筋肉は筋損傷をすると、筋サテライト細胞が活性化し、筋肉増える。この筋サテライト細胞は筋肉の細胞を増やす増殖機能を持つ。
ここで、ポイントは筋肉が損傷すると、という条件。
論文、研究を読むと筋肉が損傷すると肥大というより、そこの部分を再生しているだけ。
実は筋肉は損傷しなくても肥大することが出来る。
損傷した場合は筋肉再生。
筋肥大は筋増殖
筋増殖の場合、筋肉が使われる事で、筋肉を増やす細胞(筋サテライト細胞)が活性化する。
この筋サテライト細胞が生きている筋繊維に融合し、筋肉の核を増やすことが出来る。
この部分は論文で読むと、遺伝子の調整とか、細胞間のシグナルがオンになっているとかオフなっているとか再生研究を中心に解明が進んできた筋形成・筋制御因子が,筋肥大・萎 縮においては別のメカニズム・機能を有していることが明らかになってきている。
試験管レベルで筋肉の初期段階まで再現できるレベルになってきているらしい。
今後
筋肥大、萎縮などのメカニズムが明確になり、臨床に応用出来れば、病気で筋肉が萎縮する人が救えるかもしれない。
↓参考文献 セラピストの方はぜひご覧くださいね。
筋トレ効果を得るのに必要な筋肉細胞の核が増えるメカニズムを解明
筋トレによって間質が筋肉を鍛える?
2021-12-2●生命科学・医学系
薬学研究科准教授深田宗一朗
https://resou.osaka-u.ac.jp/ja/research/2021/20211202_2