脳卒中後の運動麻痺を改善させる「促通反復療法」

促通反復療法はリハビリ専門医である川平和美先生が考案された運動麻痺を改善させる運動療法です。

効果の有無に関しては様々な研究で確認され、実質的に効果のある運動療法だと思います。

私も令和3年に新宿の川平先生のラボまでお邪魔して、5日間の研修を受けてきました。

そのラボには片麻痺の患者様が多く、ご来店され、皆様、麻痺の回復に向け、運動を頑張ってらっしゃいました。

人間の運動には必ず補う力があります。

例えば、運動麻痺で肘が伸びずに、物を取ろうとする時、肩甲骨を前に動かして代償します。

例えば、手首が持ち上がらない状態で、物を取ろうとする際、手首分、肩肘を高い位置まで持ち上げて代償します。

結果して、物をとるといった目的は達成されました。

しかし、目的までの運動は代償が多く、正しくない方法でした。

人間の脳は正しいとか正しくないとかの判断はできませんので、間違った方法で学びが進んでいきます。

これではずっと麻痺している部分を使わずに過ごしてしまいます。

運動麻痺の回復には、正しく使用していく回数を大きくしていくことが重要です。

促通反復療法では、電気や振動などの物理刺激を使用しながら正しく運動を学んでいきます。

それだけでは回復には至らない場合、日常生活でルールを作り、麻痺側の上肢をどこで使用するか決めて行います。

リハビリでも日常でもたくさん使用すれば、効果は倍増です。

脳卒中後の運動麻痺は地道に続けていく事が回復に至ります。

すぐに結果が出なくても諦めずに続けていくときっと変わります。

当店に継続して通っている方は皆さん少しずつ良くなっています。

私はお手伝いで皆様の努力の結果だと思います。

諦めたくない、リハビリを続けたい。そういった方はぜひご相談ください✨

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