使わない筋肉は萎縮する。ちょっとでも動く事。

本日もブログにお越し頂きありがとうございます。

定期的にお伺いしている方や当店に通われている方の経過を見ていますと、筋肉って大事。と改めて思います。

人の身体が動くには筋肉の収縮が必要になるのですが、日々、筋肉が収縮することで、筋肉にカルシウムや酸素や糖質など収縮に必要なエネルギーが供給されます。

これによって、筋肉は栄養を受けて元気に動いてくれます。

筋肉には神経が通っていて、脳と神経がつながり、筋肉が動いてくれるのですが、神経が繋がっていない筋肉は収縮しないわけです。
マウスの筋肉の神経を除去した条件で顕微鏡で除くと

神経がつながっていない筋の断面積は小さくなって隙間が増えているのが分かります。

正常筋と脱神経筋を比較すると、2週間程度で正常筋に比べ著しく萎縮する。

「理学療法のための筋の基礎知識〜種々の条件による筋の変化及び筋萎縮とその対応〜」 
埼玉理学療法11:2-11,2004 猪股高志

筋肉は使わないとたった2週間で萎縮します。

チリも積もれば〜とありますが、ちょっとした運動でも継続することで筋肉を維持することも増やすこともできます。

リハビリで寝たきりの方を拝見する事がありますが、座るだけでも首の力がつくんですね。

首の力がつくと唾液が上手に飲み込めますが、首の筋肉が落ちると誤嚥が増えます。

先日、1ヶ月、病院で入院して帰ってくると、唾液の嚥下が明らかに苦手になっていました。

週2回10分間座っているだけでも、こんなにも違うんだなぁと思いました。

すぐには効果の出ない、目に見えない部分も続けていくと良くなります。

運動不足や脳梗塞の後遺症などで動く機会が減ってらっしゃる方。

まず少しでもいいので歩くことから始めてみてください。

今日の訪問リハビリは内科疾患で退院後、体力の落ちた方のリハビリです。

明らかに良くなってきていて、宿題を出していて、毎日、タイマーで5分間測りながら連続歩行をしてもらっています。さて、どのくらい歩けるようになっているか。

楽しみです。

今日、小2の長男がパパと同じリハビリの仕事したいと言ってました。

楽しく仕事をしている姿を見せれているのかなと嬉しかったです。

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