脳卒中(脳梗塞、脳出血)による運動麻痺 リハビリについて

ある日、突然身体の半分が動かなくなる

脳の中にある血管が破れたり、詰まったりする事で脳の中の細胞が壊死し、身体が動かせなくなります。人によっては感覚が分かりにくくなったり、言葉が話せなくなったり、理解が難しくなる方もいらっしゃいます。私は病院勤務している中で脳のご病気で半身が動かなくなった方を多く関わらせて頂きました。

担当になった患者様はとても不安そうで、今後、自分の身体がどうなっていくのかわからない状態になります。昨日まで歩けていたのに、今は一人で座る事もできない状態になります。多くは「片麻痺」といって半身が動かない状態になります。

その時、気持ちが前向きであれば良いですが、ほとんどの方は現状理解もできず、非常に落ち込みます。しかし、落ち込んでいる暇もなく、すぐに我々の出番で理学療法士、作業療法士、言語聴覚士といったリハビリのスペシャリストが訓練を行います。社会復帰を目指して、患者様とリハビリスタッフで励まし合いながら訓練が始まります。

 

 

脳卒中後の片麻痺は良くなるのか?

元どおりになるか?と言われれば、現状は難しいです。しかし、脳卒中発症後より、ほぼ必ず良くなります。脳血管障害は発症後約6ヶ月間はある程度の回復が見込まれると我々は学校教育で習います。患者によっては数年間にわたり、長期的な回復を見込める方もいます。この良くなる人、良くならない人の違いは何でしょうか??

次回は脳卒中の予後に関わる因子について書きます。

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